ビール瓶雑感

掲載日:2010.07.11

瓶のビールを飲む機会がめっきり減って、気がつかなかったのですが。先日ふと、ビール瓶が小さいような気が。
注ぐ手に感じる重さも軽い。しかも、何やらぴかぴかした怪しい光沢。 

えっ、知らない間に量が減らされて実質的値上げか?!
目を三角にしてラベルを調べましたが、量は従来と同じ 633ミリリットル。

ビンのガラスが薄くなって形もスリムに変わっているので、容量は同じでも、細く小さく見えたようです。

同席していたビール好きの解説では、それは輸送コストを削減するために軽量化されたビンだ。さらに、かなり前から出回ってるよ、と。
その瓶を使用しているのは1社だけだそうですが、知らなかったなあ。

帰宅してから調べると、その軽いビンはなんと17年も前から、しかも北海道から先行して使われていたらしい。怪しい虹色の光沢は、薄くしたガラスを補強するためにセラミックでコーティングしてあるのだそうです。

輸送コストの削減のためではありますが、それは二酸化酸素の排出を減らすことでもあります。
遅ればせながら、住宅だけではなく色々なところで変化していたのだな、と感じたことでした。
ちなみに他のビール3社は共通のビンを使うことで、輸送量を押さえる方針だそうです。

どの方法が環境への負荷を減らせるのかは、難しいことですが。
私はとりあえず、ビンにせよ缶にせよ、翌朝流しに捨てることになるのに、酔った勢いで飲みもしないのを開けるのをやめようと思いました。 CO2と一緒に家計も節約になるし(!^_^)