白菜鍋ほかほか

掲載日:2010.12.10

寒い季節の楽しみのひとつが鍋物。
とっても簡単、美味しくて見た目きれいな「白菜鍋」をご紹介します。
白菜が高い今年には、ちょっとした贅沢鍋かも?

【材料】白菜、豚肉、油揚げ。

豚肉はバラでもモモでもロースでも切落としでも。それぞれ美味。

1)土鍋を用意します。

2)白菜はタテに1/2か1/4にして、4~5センチの輪切りにします。
土鍋に立てるように、同心円状に並べて詰めていきます。

私は外側に根元の白い茎、内側に向かって緑色のグラデーションになるようにして、中心に葉先を立てるのが好きです。

3)油揚は小揚げなら長い方を4等分するくらいに。
 豚肉はスライスの1/3か1/4くらいに切ります。

4)豚肉と油揚を、同心円状に詰めた白菜の葉の間に押し込んでいきます。
ぎゅうぎゅうに詰めます。
お肉のピンク色と油揚げのキツネ色が、美しく配置されるように。

5)詰め終わったらごく少量の塩をぱらっとかけ、水を入れます。
詰めたものがひたるくらいの水の量です。日本酒やだしの素を足してもよいですが、材料からいいダシがでるので入れなくても大丈夫。

6)火にかけて煮ます。
白菜から水分が出て蒸し煮状態で煮えていきます。
水が足りないようでしたら少し足しますが、入れ過ぎないように。
ぐつぐつしてきたら吹きこぼれないように蓋をとります。

ふわっと湯気の下から、半透明に煮えた白菜とお肉と油揚げが、大きな花のように現われます (^o^)
醤油とレモン、いりごまなどでお召し上がり下さい。

全材料を最初にセットしてしまうので、食べることに専念できるのも気に入っています。キッチンで煮てしまって、鍋だけ食卓へ出すこともあります。卓上コンロでなくても、土鍋なら冷めにくいので。

暖まりにくく、冷めにくいのも土鍋の特徴。この性質は「熱を貯め込む能力=熱容量が大きい」といいます。

じつは当社の基礎にも、この性質が利用されています。
基礎と1階の床の部分のコンクリートが、土鍋の役目をしているのです。

地面の熱とこの土鍋のぬくもりが冷めないように、外側を断熱材でカバーしています。土鍋が冷めないように、綿入れキルトのカバーでくるんだように。