収納上手は冷蔵庫上手
掲載日:2012.06.29
冷凍冷蔵庫の効率についての問題です。正しいのはどちら?
⒈)冷蔵室も冷凍室もぎっしり詰め込まず、ゆとりを持たせるのが節電になる。
⒉)冷蔵室はゆとりを持たせ、冷凍室はすき間なくぴっちり詰めた方が節電になる。
正解は⒉)。冷風がよく流れるように、冷蔵室は詰め込みすぎないのがよい、というのはよく知られています。でも冷凍室では逆。凍った食品同志が互いに保冷剤のように働くので、すき間なく触れ合っているのがよいのだそうです。ちょっと意外ですね。
冷蔵庫は奥行きが深い箱の中に、小さくて形がさまざまなモノを入れ、しかも頻繁に出し入れするという、かなり難易度の高い収納スペース。そこで、日頃鍛えた収納の技術が、冷蔵庫でも役に立ちます。
たとえば、空のゆとりスペースを常にキープするのが、住まいの収納の極意。常に変化する中身を受け入れ、整理するためです。このスペースに、つい詰め込んでしまうと、やがて収納は破綻してしまいます。
冷蔵室ほどではありませんが、冷凍室も常に出し入れが発生します。そのため現実には、効率がいいからと言って、食品を庫内容量一杯まで詰めてしまうと、新たに入れることができなくなってしまいます。
冷凍室にそんなすき間がある時には、空の牛乳パックや密閉袋に入れた氷で埋める方法をお試し下さい。食品が増えてきたら、氷として使ってしまえばよいのですから、無駄がありません。もちろん保冷剤でもよいです。
食べ物やお料理関係の問題、と考えられがちな冷蔵庫。でも、じつは「収納」の問題でもあります。工夫してすっきり快適、清潔な冷蔵庫で節電しましょう。