真夏の魔法黒酢ソース

掲載日:2012.07.27

キッチンのコンロの前に立つのが辛い、熱い季節がやってきました。食欲がない上に、そうめんと冷やし中華を連発していると、さすがに飽きるし、力がわいてきませんね。

そんな時は、コクのある酸味が刺激的な、中華風黒酢ソースを試してみて下さい。あまり火を使わず簡単にできて、作っておけばどんな料理もモリモリ食べられて、いつもご飯が進みます。

黒い色は野菜やお肉や麺の色を鮮やかに引き立ててくれます。食欲は見た目も大事なのです。

作り方はとても簡単。小鍋に次の材料を入れて煮立て、味をみてお好みに整えて、水どき片栗粉でとろみをつけるだけです。

砂糖 大さじ 6
醤油 大さじ 6
酒 大さじ 2
酢 大さじ 5
黒酢 小さじ 2
湯 200 cc

もし手に入れば、中国のたまり醤油を大さじ1杯くらい加えると、より黒く、いつもと違う深みがでます。輸入食材店の中華コーナーで「老抽」みたいな名前でよく売られています。日本の醤油と同じくらいの値段です。ついでに、中国の黒酢を試すのも楽しいかも。こちらは「香醋」。

出来上がった黒酢ソースは、熱いものにも冷たいものにもよく合います。熱いソースをお肉の唐揚げやフライドポテトにからめたり。ゆでたジャガイモやカボチャ、サツマイモなどのお芋系にも意外に。

トマトやきゅうりを冷えたソースで。いつものサラダと目先が変わってよいものです。濃い味が、生野菜の香りやしゃきしゃき感を楽しませてくれます。冷や奴や冷しゃぶも、いけます。

私は猫舌なので、冷たいもの+熱々ソース、という組み合わせも好きです。水を切ったそうめんをお皿に持り、そばで熱くしておいた黒酢ソースをかけて、薬味の青ねぎや青ジソをのせて。時間をおくと全体が生ぬるくなるので、すぐ食べます。口の中で、冷たい麺と熱いソースと立ちのぼる酸味が入り混じり、複雑にして爽快です。しっかり食べて夏を乗り切りましょう。