ココロ揺れる冷蔵庫の買い替え
掲載日:2016.10.24
冷蔵庫を買い替えました。かなり久しぶりのことなので、ココロが華やぎます。
早速、量販店の広い売り場へ。今まで使っていた335リットル前後の機種は、意外と少ないようです。しかも、値引率が低いではないですか。一回り大きなものの方が安かったりして、急にテンションが下がりました。店員さんによると今や大きめが主流で、そちらの方がエコでお買い得とのこと。
今までの冷蔵庫が置いてあったスペースの寸法を測ってみると、かなり狭い場所に、きつきつに置いていたことがわかったのです。もう少し大きいのがいいな、と思うことはありましたが、スペース的に無理。そのために家を建て替えるわけにはいかないし。
それに育ち盛りのいない、年齢が上がっていくだけの家族の食べる食材の量は、今後増えることはなさそうですし。もの忘れもぼちぼち?管理しやすい、ほどほどの大きさがいいか、と決めてきたのでした。
という理由で気を取り直して非主流容量、でも扉が反対開きのものに決めました。前の冷蔵庫は、一般的な右吊元で、その右が調理台の我が家では、少し不便でした。幸い左側吊元の在庫があったので、迷わずそれにしました。前回は、生産までの時間が待てず右吊元で我慢したのです。ちょっと嬉しい。
心安らかなこともあります。同じ大きさということは、間違いなく我が家のキッチンに搬入できるということです。一度は出来た保証付ですから。
搬入当日、新しい冷蔵庫は、配送の男性2人の手で、あっという間に狭いぎりぎりのスペースに設置されました。
大きなトラックでやって来て、キッチンの手前で梱包をはずされ、薄いフトンのような養生材に載せられてそれごと滑りながら進みます。キッチンの狭い入口も、フトンを両側に折りあげて壁を傷つけること無く通過。さらに狭いキッチンの中でフトンごと90度回転し、後ろのコンセントにプラグを差してから、所定の場所にすうっと滑りこみました。
思わず拍手したくなる早業でした。以前の冷蔵庫を、少し動かそうとして苦労したことを思い出して、聞いてみました。最近の冷蔵庫は、たいていローラーや滑りがついているので、最後に押し込んだりする少しの移動は難しくないそう。
昔の冷蔵庫は、左右に少しずつ振りながら押し入れたりしたので、その振り代に少し寸法を残しておくのが設計屋の親切心だったりしましたが、少し事情は変わったようです。
「ただし設置した後に固定してあるので、動かす時には、それをゆるめなければ動かないです」とその部分を教えてくれました。何かの時のために覚えておこう、と思ったことでした。
非主流商品の価格で気を落としましたが、鮮やかな配送マンの手際と説明にすっかり機嫌をなおし、満足して汚れていない冷蔵庫の内側を撫でてみました。