エゾノコリンゴ?ズミ?

掲載日:2017.06.12

先日から庭の木に、白い花が咲いています。

茂り始めた緑色の葉の中に、ピンクの濃淡の丸いつぼみと、白い花がわさわさ。ワイルドな風情で、ほのかに爽やかな甘い匂いも漂っています。

その木を「エゾノコリンゴ」とばかり、思っていましたが「ズミではないかしら」と庭木に詳しい友人が教えてくれました。

知らない名前だったので調べてみると、その2種はよく似ているらしく、見分け方、「それでもよく分からん」という記事なども、読む事ができました。

【ざっくり見分け方まとめ】
● 咲いた花はどちらも白い。でも、つぼみのうちは濃いピンクなのがズミ。
● 葉は縁がギザギザで、いわゆる葉っぱ型ですが、いくつか切れ込みの入った葉が混じるのがズミ。
● 葉の小さな芽が出て来る時、タテにふたつ折りがズミ、卷いてたたまれているのがコリンゴ。
● 実のお尻に、リンゴのような「がく裂片」があるのがコリンゴ。

やっぱり我が家のは、ズミでしょうか。うちのコリンゴはピンクが濃くてきれい、と思っていましたが、そういうこと?でも、切れ込んだ葉があまりないのが、怪しいような気もします。
 
秋には、サクランボより小さな赤い固い実がなります。実のお尻は記憶にないので、今年の宿題です。小鳥がよく食べに来ていますが、私は食べたことはありません。ズミは漢字で書くと「酸実」だそう。コリンゴもズミも甘味と酸味と渋みがあって、果実酒やジャムに出来るそうです。

「エゾノコリンゴ」という名前は、北国の野生味を感じて、私は好きです。スケジュール表に〈済〉スタンプを押すのが好きな夫は「いい響きだ」と名前的にはズミを支持しています。

初夏に咲くいい匂いの花、可愛い実がなって、小鳥が遊びにくる木。名前は、どちらでも構わないです。