ピザ窯計画 2./空積み
掲載日:2017.09.25
庭にピザ窯を作ることを思いついてから、1年半近くが過ぎました。(本メルマガ vol.0341 作り方の本を借りた)期待してくれていた友人たちには見放され、誰もピザ釜のことは聞かなくなりましたが、努力は続けていたのです。ようやく、いいところまで来たような気がするので、中間報告させて下さい。
第一の関門は、庭のどこに作るかでした。作り方の本を貸してくれた友人に「何で作らないの?」と聞くと「場所を考えているうちに面倒になった」と。
大笑いしましたが、実はこれは深い問題であることが、だんだん分かってきました。レンガなどを積めばピザ釜らしきものを作ることはできます。でも、一旦完成するとこの固まった重量工作物は移動することも、作り直すことも、さらには撤去することも難しそうです。永遠のピザ釜、失敗は許されない‥‥。
何度もピザは食べたことがありますし、TVのナポリのピザ番組も見ましたが、自分で薪窯で焼いた経験はありません。窯の熱さや空気の感じもわかりません。1回でうまくいくわけはない。趣味のピザなので、実は試行錯誤が楽しみでもあります。
失敗はするでしょうが、そこで終わるのは困ります。何より、使えない上に手の加えようのない重量物は邪魔です。だんだん憂鬱になってきました。
そんなある日、ホームセンターで見たピザ釜は、レンガをモルタルで固めるのではなく、載せて積んであるだけでした。そうだ、そんなに大きなものを作るのではないから、これでよいのかも。ピザを焼いている時に大地震が来たら、崩れるかもしれないけれど、素早く逃げよう。
我が家には、この空積み(からづみ)ピザ窯がいいかも。レンガを足したり、形を変えたり、空気の出入り穴を作ったり、工夫ができそうでした。いつかピザに飽きたら、解体して他の用途に使えるし?
その店には、おすすめの材料セット(下部のコンクリートブロック・窯を積むレンガ・窯の屋根に部分用の長いレンガ・ピザを載せる四角い石のプレート)があったので、早速買いました。
庭の一角に「取りあえずよいと思われる場所(安らかです)」を決め、ホームセンターにあったとおり夫が積み上げました。妙に余裕で、地面を固めて水平を出したりしています。素晴らしい。
完成しました。これで、ピザパーティが出来る〜♪皆、喜ぶね!しかし、試練の道はまだ入口だったのでした。(⇨次号 ピザ窯計画 3. へ続く)