アカザ
掲載日:2018.06.26
家庭菜園に種をまいた野菜が育ち始めました。早速、雑草も目立ち始めました。
雑草も若芽のうちは可愛いらしく、ぽちぽち抜くのは楽しみです。
一角に雑草「アカザ」がたくさん出ているのをみつけました。
すっくと立った茎のまわりに、丸みのある三角形の葉が何枚か、葉の付根にはピンク色の粉を吹いています。まだ、5〜6㎝くらいのを抜いて、片手に集めると一杯になりました。みずみずしく柔らかです。
お昼ごはんに食べてみよう、と思いつきました。アカザは食べられるのです。江戸時代には、飢饉の救荒作物として知られていたそうです。雑草を食べてみるのは私の趣味なのですが、アカザは未経験です。
小さなアカザを洗ってみると、繊細でとても美しい。お好み焼きというか、もう少し薄くチヂミのようにしたらきれいかも。
小麦粉に少し片栗粉を入れて水でときました。お好み焼きよりゆるめ、天ぷらの衣くらい感じ?です。大きめに刻んだアカザを入れて混ぜ、フライパンに油を引いて、焼きます。
丸く焼いたのを切って食べてもよいのですが、フライパンの上で固まり加減のを、お箸で分けて小さく焼くのが、私の1人まかない版(!^^)。お皿に移して即完成です。冷蔵庫にあった瓶詰めのスイートチリソースをたらり。
あら、これはいけます。野草のえぐみも青臭さもなく、きれいな味。茎も柔らかくアスパラガスのよう。ほうれん草の仲間だそうですが、さらに食べやすいかもしれません。とても上品なので、マヨネーズを追加してかけた空腹の私でした。
アカザは育つと丈が高くなり、ぶつぶつした実をつけます。でも枝先の柔らかい新芽や葉は、同じように食べられるそうです。実も、しごき取って佃煮にすると美味しいらしいです。楽しみです。
アカザって?と思われた方、ネットで写真を見て下さい。ああ、これか、道ばたや空き地によく生えてるやつね、と多分思われることでしょう。でも食べる時は、きれいな場所に生えたのにして下さいね。