12月の幸せな風景
掲載日:2019.12.26
大雪や荒模様もなく、穏やかな天候が続いた私の住む地域。時間切れで終わったつもりだった庭仕事を、ぽつぽつこなせて助かりました。
とりあえず寄せておいた草や小枝を積み直したり、取り忘れていた花の種も集めたし。春には忘れていそうな、球根や株を植えた場所の目印も立てられたし。
防寒着を着込めば、明るい冬日の中で働くのは、案外快適です。虫もいないし、すぐ暗くなるので働き過ぎることもありません。
隣の隣の家では、去年の台風で倒れかけた大木を伐って片付けたい、とずっと言っていたのですが。近所の馴染みの造園屋が多忙で手がつかず、いよいよ年越し確定かと隣人たちは思っておりました。
そんなある朝、妙に活気ある音が隣隣家の方から聞こえてきました。朝食を食べ終えた頃「隣隣さんの木を伐るんだけど、枝とかいるかい?」と造園屋から電話です。好天候で着手にこぎつけたようです。薪にする分を少し残して残りは処分するので、たきつけにどう?と。
早速、夫が見に行き、有り難く頂くことなりました。「ダンプ貸してくれるって」え、あなたダンプ運転できるの?「隣さんの道を通るように話してくれてるし。公道は通らないから大丈夫だよ」と、妙に力説する夫。
心配になって見に行くと、2tだというダンプは小さめではありますが。隣家のカーブした細い道を通り、右折して坂を降りて、我が家の敷地にバックで入って、空いてるスペースに伐った木や枝を下ろす、ってデスクワーカーの旦那に出来るのかしら。
「運転はオートマだから簡単よ。そのレバー引くと荷台が上がるから。上に、電線ないかだけ気をつけてね」と簡単な指導で、そろそろとダンプは我が家まで来ることができました。少年に戻った夫は大興奮、奥さんは写真を撮ってあげました。暗くなってたけど。
隣家ご主人は、大きな切り株をもらいました。活用法を構想中。
餅つきの臼は?と提案してみました(!^^)
大量の枝や丸太をいただき、リッチな気分です。小枝や葉は埋めれば土になるから、と造園屋。
予算の関係上やむを得ず、我が家のまわりの地面は、殺伐たるリサイクル骨材むき出しです。ここに軽く混ざって土化してくれれば見やすくなるかも、と通路部分に小枝を敷いて試してみることにしました。只今、緑の小道を歩くと松のいい香りがたちのぼります。
幸いダンプも壊されず、処理すべき廃材?を勝手に運び出してもらえたのは、少しは造園屋的にも助けになったのでしょうか?
伐採作業は数日かかり、近所のあちこちからwin win wi~n♪と幸せなチェンソーの音が響き、奥さんも緑の松の小枝でリースを作ってみたのでした。