簾(スダレ)吊っても立てても
掲載日:2020.05.25
バードストライク対策に我が家で採用したスダレ。
「2020.05.12 春の簾(スダレ)」
1ヶ月では不明ですが、とりあえず窓に衝突した鳥は現在ゼロ。
引きこもるその間にも春は進行し、ある日どっさり桜の枝をいただきました。なぜか開花寸前に剪定された大量の悲劇の枝。長い枝は室内に飾りきれず、大きな鉢に入れて例の窓の外のデッキに置きました。
次の日には満開。スダレ半垂れで、家の中から眺めると妙に素敵。
外からも、スダレを背景にした桜はいかにも?京都みたい?久しぶりに家の写真を撮ってしまいました。
本格夏はこれからですが、例年5月には突然の高気温があります。期待される防暑効果の検証も楽しみです。
夏の日射は、ガラスの外側でカットするのが最も効果的です。断熱サッシであっても、です。真夏にガラスの室内側に手をあててみるとびっくりすることでしょう。
なので緑のカーテンは有効です。ただし北海道的には植物のスタートが遅めで、真夏に間に合わなかったりするのが悩み。
その点、外側にスダレを垂らしたり、ガラス面を覆うように立てかける方法は、手っ取り早く確実です。ガラスだけでなく、バルコニーや玄関ポーチなどのスペースや外壁面に、日陰を作ったり、ちょっと目隠しすることもできます。
上から吊り下げて垂らすのがスダレ、立てかけて使うのが立てスダレ。その中でも特に、ヨシ製の大判のものを立てて使うのが葦簀(ヨシズ)だそうです。
ヨシズは夏の風物詩、かき氷屋さんの店先とか、海の家の入口脇に設置されているシーンが思い浮かびます。チコちゃんの家の縁側には、スダレとヨシズと両方あったような。さすがですね。
吊るも立てかけるも、取り付けは手軽でゆるやかなのがよいです。
たびたび転倒したり、強風に煽られたりすると暑苦しい。伝統的には、ひもでフックや軒など建物の一部に結わえたり、ひもの先に石などの重しをつけるのが方法でした。
アウトドア用のロープワークやテント用のグッズも、便利に使えるかもしれません。粋で涼しげな方法を工夫しましょう。
真夏にはスダレに水をかけると、打ち水効果が倍増するそうです。
我が家のたよりないスダレには少し不安ですが、霧吹きくらいなら大丈夫かも(!^^)
緑のカーテンと併用すると、視覚的効果をねらえますよ。カーテンになってくれる植物の背景になって、見映えしそうですね。