冷蔵保管物
掲載日:2020.07.27
市から、救急情報キットというものが届きました。高齢者のいる世帯に配布されたようです。
急病や災害時に、救急隊や搬送先に、必要な情報を素早く伝えられるカードを入れておくものです。
カードには身体状況や血液型、アレルギー、視聴覚の状態(聞こえにくいとか、見えづらいとか)、使用中の薬の情報の他に、かかりつけ医や緊急連絡先などを記入するようになっています。本人の写真も入れるとよい、というのが意外と重要かも。
カードを入れるケースは、細長い円筒形のプラスチックの密閉容器です。飲み物を入れる容器にそっくりですが、蓋にストローをさす穴はありません。A4のカードを丸めてそれに入れ、なぜか冷蔵庫のドアポケットに入れるようにとの指示。
救急隊に冷えた情報カードを読んで落ち着いてもらうため、ではなく、どこの家でも分かりやすく個人情報を守りやすい場所ということで「冷蔵庫」になったようです。
ちょっと笑えますが、倒れた病人から聞き出したり、保険証を探し出す難しさを思えば、なかなかよいアイディアではありませんか。
冷蔵庫の扉の外側には、カードがあることを示すマグネットシール、玄関ドアの内側にステッカーを貼ります。
さて、我が家です。庭仕事を楽しむ家にしたいと、外靴のまま作業ができる土間を作りました。野菜を洗ったり、料理もできるよう流しもあります。食品棚も充実していきます。で、冷蔵庫もあります。リビング脇のキッチンにもあるので、W冷蔵庫です。
しかも、土間は玄関を兼ねています。お客様には、納屋のような、小さな飲食店の裏口のようなところから上がっていただきます。
外から見るとまるで玄関らしくなく、よく配達の人が迷っています。
救急隊は入り口がわかるだろうか、冷蔵庫を探し当てられるだろうか。キットは土間の冷蔵庫に収納する予定です。もうひとつのキッチン冷蔵庫の扉に「救急情報キットは土間の冷蔵庫です」という手書きシールを貼らねば。
妄想の中で私は倒れ口は聞けず、救急隊が「土間?はどこだ!」と走り回っています。(どこから入ってきたのかしら)お手数かけます、ごめんなさい。冷たい飲物でもお出ししたいが。
救急情報キットは、土間の冷蔵庫のドアポケットのチューブわさびの隣に収納されました。何にせよ、冷蔵庫の中は、恥ずかしくない程度に整理しておかねば。