額縁の小さな安全
掲載日:2020.10.12
胆振東部地震に襲われてから、2年が過ぎました。被災地のみなさん、復興支援に働かれているみなさん、おつかれさまです。
震災後、我が家では棚に置いたものの落下止めをつけたり、寝る前のベッドサイドに携帯とスリッパを忘れない、など対策を実行しています。
今年の9月6日もその時のことをみんなで話した数日後。静かだった家の中に突然、ものが落ちてガラスが飛び散る大きな音が響きました。
うわ!体がこわばり心臓が跳ね上がり、とりあえず側にあった衣類をかぶり、次に来るだろう揺れを待ちました。が、地震ではありませんでした。
しばらくして見に行くと、壁に掛けていた額縁が落ちて床にあたり、はまっていたガラスが尖った破片になって散乱していました。
近くに誰もいなくて、よかった。
原因は、額縁の裏の吊りひも。掛けたまま点検することもなく、いつしか劣化してゆるんだのでしょう。ああ、こんな危険もあるのか。
落ちた額縁に入っていたのは高価な名画ではなく、子供の画用紙に描いた絵。額の枠は木製で、ばらばらにはなりましたが、接着剤で直せそうです。表はカッターで切れる薄いプラスチックシートに変えようと思います。安いから、ではありません(!^^)
最近では表面はガラスではなく、アクリル板を使ってある額縁も多いようです。古い額縁はガラスが多いので、固定や吊りひも管理に要注意です。
実家の仏壇の上の壁に掛かったご先祖様の写真は大丈夫だろうか、とふと気になりました。古そうな。