お豆な窓辺 その後
掲載日:2011.01.27
思いがけず我が家の窓辺で茂った貝豆。このところ力強くなってきた陽射しを浴びて、ますます絶好調です。
窓ガラス1枚の内側を囲むリースのように、ワイヤーの「手」を張ってからみつかせていますが、根元は1本の茎。5ミリほどの細い茎が300枚ほどの葉に水分を送っていることになります。
晴れた日に陽射しが強くなると、葉がしおれてきて水が足りないのだな、とわかります。頑張って光合成をして養分をつくろうとしているのに、ごめんよ~。植木鉢という極小の地面に植えてしまった責任を感じて、せめてもと毎朝水をやる私。
同じ鉢の観葉植物は、毎日水をやる必要はありません。たいていの鉢物は「水は土が乾いたらやる」くらいが適量なのです。新参モノが優先されたせいで水っぽくて、迷惑していることでしょう。
豆の木が大きくなり過ぎたら、根元の茎の水分輸送能力が追いつかなくなって枯れてしまうかな、と思っていたのですが。発芽して2ヶ月の現在、枯れる気配はありません。
全体は枯れないのですが、根元の古い葉から順番に落ちていきます。葉が黄色くなり、かさかさに乾き、ある日、葉の茎の根元のふくらんだところからぱらりと落ちてきます。
なったお豆は食べていますが、そもそも室内で野菜栽培をするつもりではなく「観葉植物」のつもりだったので、枯れた葉がふえるとインテリア的に気になります。取り除こうと引っ張ると、あっさり取れる時と抵抗する時があります。
抵抗する時はハサミで切ったりしていましたが、それも強引な気がしてきました。
豆なのに「あんたはインテリアだよ」と言われてもなあ。私のわがままでしかないし。で、この頃は抵抗する葉はそのままに。
見ていると枯れた茎や葉に、他から伸びたツルがからんで新しい進路ができたりすることもあります。きっとまだ仕事が残ってるんだね、と思います。
見慣れれば黄色い葉っぱも景色かも、とうそぶくインテリアコーディネーターです。