勝手な野菜日記

掲載日:2013.09.26

今年の私の畑は「勝手に生えて来たもの」が中心。カボチャとトマトとキュウリとシソとコスモスが勝手組。それに足して少しだけ、ハーブの苗を植え、残っていたレタスの種を蒔きました。

春先、畑を見に行くと、すでに何かの芽がいくつも出ていたのです。とても雑草とは思えない、丈夫そうな太短い茎とまるい大きな緑のふたば葉。元気いっぱいに土から伸び上がっているのが可愛らしくて引っこ抜くに忍びず。間隔をあけて、全部植え付けたのでした。

君たちは誰?ふた葉の大きさからすると、去年植えた豆のどれかでしょうか。でも、こんな芽はあったかな。

ズッキーニだったらどうしよう!こんなにたくさん植えてしまって。ズッキーニはやたらと出来きちゃうから、大変なことに。

待てよ、落花生かも?落花生は花が咲いた後、花の根元が伸びて土にささり、土の中で豆が出来るのだそうです。去年、楽しみに苗を植えたのですが、収穫のタイミングがわからないまま、雪に埋もれてしまったのです。それが芽を出したのかも、わくわく。

やがて近所の畑の作物と見比べて、どうもカボチャらしいことが判明。その頃、トマトとキュウリも勝手に芽を出し、支えを要求するので竹を立ててあげると、立派に収穫できるのでした。

夏、カボチャらしき植物はもりもりとツルを伸ばし畑から溢れ出し。黄色い花が咲き、小さな実がいくつもつきました。カボチャに確定。

しかしその後、実はなかなか大きくならず、気をもんでいましたが、実も固いしヘタのところも乾いているので、試しにひとつとってみました。数日間、乾かした後、食べてみると甘くてぽくぽく。最終的に、勝手に生えてきたのは小型の「ぼっちゃんカボチャ」と決定。

「ぼっちゃんカボチャ」を今まで植えたことはありません。どこからきたのでしょう。どうやら春先に畑に入れた、自家製生ごみ堆肥の中で種が生き延びていたようです。