グリーントマト
掲載日:2013.10.27
ぼちぼち、少しずつ。畑の片付けを始めました。ちょっと早いかな、と思いましたが、急に寒くなったり、予定していた日に雨が降らないとも限りませんし。
今年、勝手に生えたカボチャは畑中に広がり、今は小さな実があちこちに転がっています。実を集めた後、つるを引っ張ると、つながって取れて、一気にきれいになりました。
大半は枯れていますが、まだ緑の葉が残り、元気な黄色い花を咲かせている部分もあります。ガラスの器に差して、キッチンに飾ることにしましょう。切り取った茎は、どちらが元やら末やら、悩みましたが。
ぼうぼうと立っているシソ。実をしごき取り、醤油と味醂でさっと煮るといい味の佃煮が出来ます。煮るとかさが減るので、かなり食べられます。引っこ抜いて捨てる前にお試しを。
先日、デパ地下スーパーで、手のひらくらいの小袋詰めのシソの実が何と 358円で売られていました。いよいよ捨てられない私。
夏中、真っ赤な完熟した実を楽しませてくれたミニトマトも、茎が固く枯れ初めています。支えの竹を外し、残った実を集めました。まだ色づかないままの緑色の実もいっぱい。つやつやときれいなので、食べてみようと思いつきました。
「フライド・グリーン・トマト」という昔の映画で、確かそれが主人公の経営するカフェの名物料理、だったはず。料理そのものはよく憶えていませんが、少なくとも青いトマトも食べていいということではないかしら。
赤い実、少し赤い実、緑の実。取り混ぜて、オリーブオイルで炒めます。大きめの実は半分に切って、小さいのは粒のまま。トマトの果汁が出て来たくらいで、火を止めました。
赤とオレンジ色に緑が入ると、とてもきれいです。ふむ、夏に劣らず意外とトマトの味ははっきり。その中に、時々現れる酸味がグリーントマトでした。未熟なフルーツによくある渋味はありません。軽いフライにしたら、その酸味が美味しそうです。
畑とお野菜、今年もありがとう。