雪が降る音
掲載日:2014.02.14
「雪が降ってる時って、音がするよね?」と友達に聞かれたことがあります。風の音ではなく、雪の結晶が壊れながら落ちてくる音だと言うのです。
詩的な妄想のようでもありますが。そう言われて、その音を私も聞いている、と思ったのです。とても薄い結晶が降り積もりながらたてる、微かなしゃりしゃりというような乾いた音。
雪が降っている時の戸外は、だいたい静かです。車も人も少なめになりますし、ふわふわの雪自体が吸音するからです。結晶の雪が降るような気温の低い時、静かな環境で集中して耳を澄ますと、聞こえるような。気のせいのような。
視力検査で下のほうの小さな文字や輪が、わかるけど見えてるというのとも少し違うような感じに似ているかも。(目のいい人には、さらにわかりにくい例えでしょうか)
耳で聞く音というより、手触りの触覚のような‥‥。ますます、妄想っぽくなりますね。
気密性のいい窓サッシが普及して、窓を閉め切った冬の室内は、とても静かになりました。除雪車の轟音も、何とか我慢出来るくらいです。
寒くない静かな家のゆとりは、心も静かにしてくれます。外出した時たまに「雪が降る音」はホントなのか、北海道の都市伝説にすぎないのか、ぜひチャレンジしてみて下さい。