定番
掲載日:2014.04.25
長く使っているコップがあります。雑誌で、おや家の コップ、発見しました。「カルティオ タンブラー」という名前 がついていて、 1958年生まれのロングセラーだそうです。 ちなみに我が家のは80年代にやって来ました。
フィンランドのイッタラというメーカー製で、その小さ な赤いロゴシールが可愛らしくて、私は相当長い間、それを貼っ たままで使っていたものです。
2つ頂いたのに2つ買い足して、4個。青とグリーンの 濃淡がそれぞれ。全部、違う色なので、重ねると楽しいです。
直径、高さとも 8㎝、両手の平で包むと、薄過ぎないエッジが少し出るくらいの大きさ。広がった口元から底まで直線で モダンな形なのですが、手に馴染み柔らかな透明感が気持ちよく て、出番が多いコップです。
飲み物だけではなく、形と大きさから、蕎麦ちょことし てもよく使います。黒いそばつゆにはブルーが合うみたい。夏の 冷たいそうめんにも、涼しげでいい感じです。
お店でそう言うと店員さんは「私は焼酎のお湯割りで す」と。おお、ほどよく広がった口から香りが立ちのぼり、滑らか なガラスの手触りと温度が手に伝わって来る。軽過ぎないコップ の重さも焼酎にふさわしい。
でも、お湯を注いで割れないの?と聞くと「このグラス は丈夫なんです」とにっこり。割れにくいのは知っているけれ ど、やっぱり熱湯を注いでみる気にはなれず、カルティオでお湯割 りを試したことはまだありません。
ただ水を入れただけで美しいコップ。小さな湖だね、と 眺めながら北欧の森の国を想像してしまうのでした。