セイタカアワダチソウの秋
掲載日:2016.09.10
空が高く澄んできました。庭の片隅で、黄色い花が咲き始めました。セイタカアワダチソウです。
繁殖力が強いので、やっかいな雑草として嫌われていますが、私はその花は嫌いではありません。秋の野や道ばたの明るい黄色い花はきれいです。また、ススキや野菊などと取り合わせて室内に飾るのも、いい雰囲気がでます。
「花粉症や喘息のもと」と憎まれていることも多いのですが、それは別の植物「ブタクサ」です。この間違いは、かなり普及しているようで、ネットで調べても混同して掲載している情報があるようです。セイタカアワダチソウ、大迷惑です。
じつは私も黄色い花を見て「喘息大丈夫?」と長年不安だったことを調べてみたのが発端です。気になっていたことが解決でき、また真犯人のブタクサが近所にないことも確認出来たので、安心しました。無知が、いらぬ不安と憎しみを生むのですね。
ついでに、意外な情報を見つけました。セイタカアワダチソウの入浴剤です。花が咲く前のつぼみのついた先の部分(30cmくらい)を集めて乾燥したものを、布袋に入れてお風呂に入れるとデトックス効果が期待出来る。体が温まる、肌がきれいに、アトピーにも効果がある、と。
早速、庭のつぼみを摘んで3日ほど干して、荒く刻んで、ダシとり用の袋(大型)に入れてお風呂に入れてみました。煎じ薬くさいかのではと心配でしたが、ほのかな緑色と草の香りは意外と爽やか。思いがけない自家製入浴剤体験で、やっかいな雑草に心が開かれました。
お肌がさらっとした気分。知り合いモニターの感想は「さっぱりした」でした。劇的効果はないようですが、それぞれに毒出しの成果はあったような?
お庭のセイタカアワダチソウで入浴剤、気がむいたらお試し下さい。今くらいのつぼみの時期が、よいそうです。
(すべての人のアレルギーの原因にならないわけではありません)