小枝の箸置き
掲載日:2017.02.10
おもてなしの準備中、箸置きの数が足りないのに気がつきました。
二種類を混ぜて使う手もあるのですが。あいにく手持ちはテイストが違っいて、ちょっと馴染みがよくないかも。買いにいく時間もありません。
取り皿に載せたり、箸袋を折ったりすればすむことで、たいていの場合、箸置きはなくてもさほど困らないものです。でもあると、食卓がちょっと華やかに楽しくなるので、私は好きなのです。
思いついて、庭木の小枝を5㎝くらいに切って、箸置きにしてみました。
花鋏で切っただけなので、柔らかな木の色の切り口と灰色がかった樹皮の取り合いがきれいです。ところどころ小さな枝や冬芽が飛び出しているのも可愛いし。飛び出しの加減によって、どうもすわりのよくないのもありますが、それもご愛敬?
食卓にセッティングして、お箸をのせてみると、意外と見栄えするのに、ひと安心。小さくても木の存在感を主張しています。きりっとした清潔感も申し分ありません。
思ったとおり、お客様には大好評でした。可愛い〜おしゃれ〜転がるこの子も、曲がったその子も可愛い〜と見せ合ったり。ご馳走を出す前からこんなに喜んでもらえるなんて、助かります。
親しい方の集まりには、こんなざっくり箸置きもいいものだ、と思ったことでした。これなら、何人お客様が来ようと、箸置きだけは心配いりません。
自然や植物が好きなお客様なら、そこからも話がはずむことでしょう。