ドロバチ
掲載日:2017.07.25
数日前、玄関ドアの脇の壁に、妙なものがついているのを発見しました。ドアホンの上のあたり、ポーチの天井に外壁がぶつかる角のところです。
そこの壁は木を縦に張ってあるのですが、板の継ぎ目の目地のへこんだところを埋めるように、10センチほど、土のようなものが詰まっています。
小枝で下の部分を突っつくと、土がぼそっと落ちました。空洞になっているらしいので、台に乗って近くでよく見ると。中には、小さなイモ虫がぎっしり!うわぁ!
正体不明ではありますが、外壁を食われたりすると大変と、勇気をふるって、かき出しました。
イモ虫は2種類いました。白くて太った6ミリくらいのが3匹、緑色の細くて小さいのがたくさん、ぎっしり。うわぁ!!
ネットで調べると「ドロバチ」のしわざ?いくつか種類があるようですが、親バチを見ていないので、わかりません。大まかには、黒っぽい細身の体に黄色い縞、が特徴なのでしょうか。庭でそんなハチをよく見ます。
親バチは土で巣を作り、狩って捕えたイモ虫を入れ、卵を生みます。エサの虫は麻酔されて生きた状態で保存され、かえったハチの幼虫は、それををエサに育つのだそう。
群れをつくらず、性格は穏やか、人を刺すことはめったにない。また産卵後は、親バチはその巣には来ないので危険性は低い。畑を荒らす虫を穫ってくれるので、無理に駆除しなくてもよいとか。
正体が判明する前に、白いのも緑色のも土もすべて、草むらに捨ててしまった私が一番凶暴だったのでした(!^^)。今頃、幼虫も幼虫のエサも、すべてアリのエサになってしまったことでしょう。
ところで、白いのと緑のと、どちらがハチの幼虫だったのでしょう?畑の菜っ葉を食べる青虫がエサで、白いのがハチの幼虫かな。