2.21/ 冬の地震 私の場合
掲載日:2019.02.28
インフル病み上がりなのに、なんだか忙しい週。ばったりと早く寝た木曜日、振動とけたたましい警報音で目を醒ましました。地震だ!と思ったとたん、頭のてっぺんを掴まれ布団に押し込まれました。隣で寝ていた夫が、奥さんを守ろうとしたのです。苦しい〜
昨年の地震後、寝室からは倒れる家具や落下物を片付けました。携帯電話とソーラーラジオとソーラーランタンは充電してベッドサイドに。窓ガラスが割れた時、少しは室内飛散を防げるかと思い、カーテンもきっちり閉めるようにしていました。
押さえつけられながら、梁が落ちたらまずい、と思いましたが、揺れている最中にあわてて逃げ出すのがいいとも思えません。
我が家のある町は震度4でした。家の中に異常はなく、どこかに脱ぎっぱなしだった私のスリッパを夫が見つけてきてくれました。
寝る前には、ベッドのそばにスリッパを置いておかねば。
意外な困りごとは屋根の雪でした。我が家の屋根は、緩勾配のフラットルーフです。雪は屋根に載ったまま。とけた分だけが雨のように軒先から落ちます。基本的に、大きく雪のかたまりが滑り落ちることはありません。落雪の危険や堆雪スペースに対して、とても合理的な屋根です。
のはずなのですが、揺すられたせいか軒先から妙に雪が飛び出してしまったのです。それだけなら問題はありません。まずいのは、
軒下に壊れやすい物を置いていたこと。(ガラスの入ったサッシ)
この屋根は平気なんだよ、とちょっと自慢げな気分で、軒下の外壁に斜めに立てかけていたのです。しかし、今見上げると、なんだか危険ゾーン。落ちた雪の塊が直撃することはないようですが、バウンドして当たるとアウトです。
せり出した屋根雪の下で、地面の雪を掘るという危険作業をする羽目に。この間に地震がきたら、どうなるのでしょう。なんて愚かなことをしていたことか。
冬に被災することはある、と思っていたつもりでした。でも、ここは雪が落ちないから大丈夫、と壊れやすい物を積み上げていた自分はのんき過ぎ、と反省しました。
残業中だった知り合いの女性は、帰宅の交通機関が止まってしまい、家に電話すると夫「酒飲んじゃった!」でお迎えできず。運良くホテルがとれたものの、長く夫の負い目となること必至です。
家の内外は謙虚に片付け、お酒はなるべく家族が揃った時に飲むのがいいか、と思いました。