二世帯住宅で玄関を共有するフロア分離型注文プラン
二世帯住宅の1階親世帯は家族の動線を意識した間取り
二世帯住宅のこの家は、1階が親世帯、2階が子世帯のフロア分離プラン。対面キッチンやトイレ、浴室等の水回りやリビングダイニングが親世帯と子世帯それぞれに、玄関は共有する間取りです。玄関には家族全員の靴を収納できる靴収納があり、その奥のリビングダイニングと玄関は完全分離ではなくスリット入りの間仕切り壁にすることで、玄関に光を採り込みながら家族や来客の気配が感じられる住まいになるよう一工夫。プライバシーを確保しつつ、二世帯のコミュニケーションをほど良く保つことができる間取りです。1階の対面キッチンにあるバックカウンター収納は約4mの幅があり、キッチン用品をたっぷり収納できる広々とした対面キッチンです。トイレや洗面脱衣室はお手入れの簡単なコルクタイル貼りの床に、そして就寝後も利用しやすいように1階主寝室近くに配置しています。二世帯住宅ならではの親世帯家族の生活動線を意識して考えられた間取りです。
二世帯住宅の2階子世帯は生活スタイルに合う間取り
40坪台のこの二世帯住宅の2階は子世帯空間。お二人の1階親世帯に対し2階子世帯は3人家族、いかに空間を有効活用するかが間取りプランニングのポイントとなりました。そのひとつが階段の踊り場を利用した書斎です。書斎の壁には壁面収納棚が2カ所あり、壁内空間さえも有効活用した外断熱工法ならではの収納術。階段の踊り場と書斎を一体化させ、他の間取りに影響を及ぼさずに書斎空間を創造する技ありプランです。また、クローゼット収納を廊下に配置することで、通常子供部屋用になる収納スペースを家族で共有しています。子供部屋の収納は、お子様の成長に合わせて市販の収納用品を活用するというフレキシブルな発想で、限られた空間を有効活用しています。洗面室を主寝室付近に配置した1階親世帯に対し、2階子世帯のトイレや洗面脱衣室などの水回りは対面キッチン付近に集中させています。まだ小さいお子様の育児と家事に忙しい奥様のために、家事での移動を極力減らすように考えられた間取りです。主寝室にはドアを2ヶ所付け、お子様が成長された時に間仕切りをして2部屋にできるよう将来性も考慮。子世帯家族の生活スタイルに合わせ、コンパクトな空間にこだわりがいっぱいの二世帯住宅プランです。