「自然」と「家族」がひとつにとけ合う住まい
札幌市清田区 土角様

共通していた二人の夢と家づくりのイメージ

もともと輸入家具の会社に勤めていたご主人の仁さんは、工務店を経てアーキビジョン21(※以下アーキ)に転職。
そこで勤めていた千尋さんと出会い結婚。その時から「自分たちで設計した家を建てよう」というのが、ひとつの大きな夢だったと言います。

以前住んでいた戸建賃貸住宅は、使い勝手がとても悪く、さらには息子さんたちに喘息やアトピーの症状が出たことで住み替えを決意。土地探しが始まりました。

家族揃ってアウトドアが好きなこともあり、「自然に面して四季を感じられる立地」は譲れない条件。
しかし、条件に合う土地はなかなか見つからず、見つけるまでに3年の時間を費やすことに。「土地は一生のものですから、そこは絶対に妥協せず納得ゆくまで探しました」とご主人は話します。

特長1
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内と外を自由に行き来、回遊できる空間づくり

約60坪の敷地。南西側は崖になっており、自然の木々や草が鬱そうと生え、遠くには白旗山が望める素晴らしい景観。
そんな立地での家づくりのコンセプトは、「四季を感じながら景色を見て暮らす」「隔たりのないオープンな家」、そして「使いやすさを重視」でした。

南西側には2階リビングを配し、大きな窓からいつでも自然と眺望が楽しめます。
どうしてもほしかった木製デッキは、リビングの隣に配置。バーベキューなどの家族が憩う場所としてはもちろんですが、リビングと行き来ができ、家の内と外をつなげる役割にもなっています。

さらに、デッキから階段を下りると裏庭に回れ、そこからポーチを通って表側へ行くことも。
玄関とデッキ、二つの出入り口があることで、家の外→中→外とぐるっと回遊できる設計です。また、表側と裏側をつなげるポーチを設けたことで、玄関前の雪を裏に捨てることができます。
「便利さや使い勝手の良さがあって、初めて住み心地の良さにつながると思います。だから機能性にはこだわりました」。

家の間取りはいたってシンプル。
余計なものは設けず、仕切りも子ども部屋と主寝室以外はなく、どこにいても家族の存在を感じられます。
アーキならではの木の風合いとともに、24時間換気で室内環境も快適。長男の喘息や次男のアトピーの症状も引っ越してきた途端にピタッと治まり、念願だった犬を飼い始めることもできました。

また、趣味のDIYを活かして、手作りでデッキ用テーブルや飾り棚を設えながら、少しずつ住まいを進化させています。

「将来のことを考えておくのが家づくりには大切。
大げさな装備やオシャレさを求めるよりも、シンプルで作り込まない方がいいと思います。そうして暮らしや将来に合わせて変化させていく。その方が長い目で見ると経済的ですし、エコにもなります」とご主人。

特長2
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家族それぞれが楽しみながら、自然にひとつになっていく

奥様が譲れなかったキッチンは、憧れのアイランドタイプ。設計や素材選びはすべてご主人。
片付け上手な奥様に合わせて“見せる収納”が特徴です。

特に驚いたのが、一般的な備え付けのガス台やIHヒーターがなく、ポータブルクッカーが2台あるだけ。
「好きな場所で料理できるので、子どもたちと一緒に作ったり、友達とおしゃべりしながら料理したりしています」と嬉しそうな奥様。
オープンなキッチンは、初めて訪れた人でも気兼ねなく入っていける雰囲気です。

また、リビングにある薪ストーブはご主人のこだわり。
これは完全に趣味?とお聞きしたら、「一番は非常時のためです」とキッパリ。
「冬に地震などで停電したときにも、薪ストーブなら非常用暖房にできます。もちろん 私の“遊び”という部分も否定しませんが…」とのこと。

子どもたちは自然の中で基地を作ったり、クワガタ獲りをしたり、崖の下を流れる川でご主人と釣りをしたりと、今や都会ではなかなか味わえない遊びを伸び伸びと満喫。

また、自分の部屋にこもることなく、家事ルームやリビング、ダイニングで、勉強したりパソコンをいじったり。各自がそれぞれのことをしていても、自然とひとつの空間に集まってくるそうです。
仲の良いご家族が、アーキの住まいによって一体感がさらに深まっている。そんな空気に溢れていました。

特長3
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